1月12日(日)
松川の『三軒家区 新春ファミリーコンサート』で、ましゅまろままのコンサートをさせて頂きました。
こちらのご依頼を頂いたのは、一昨年の12月でした。
松川村の鈴の音ホールでのクリスマスコンサートの後に、三軒家区の子供育成会会長のNさんからお話を頂き、「随分先のお話ですが…(^◇^;)」なんて言って笑ってたんですが、あっと言う間にこの日になりましたね〜。
この時期、松本や安曇野のほうでは『三九郎』という、松飾りを集めて燃やす、一般的には、よく『どんど焼き』とかって呼ばれている行事が、行われます。
この日は、三軒家区でも午後から三九郎があるということで、会場の公民館の入り口には、各家庭から集めて来た松飾りや縁起物が積んでありました。
そして、リハーサル中、掃き出し窓から見える近くの田んぼで、高学年の男の子と、お父さん達によって、三九郎の櫓ができあがっていきます。
私も子供達が小学生の頃、四年連続で役員をやった事があるので、その光景を見て、懐かしく思い出しながらリハーサル。
三九郎を焼く田んぼをお借りするので、釘一本落としてはいけないので、集めた松飾りなどを組み立てる前に、役員で金具や燃えない素材の物などをペンチとか使って取り除きました。
寒空の下、この作業がなかなか厳しいのです…!
この体験から、自分がお飾りを買う時に、プラスチック素材の付いた物や、金具など使ってない、よりシンプルな物を買うように気をつけるようになりました。
何でも経験してみて気づくってこともありますね。
田んぼじゃなくて、校庭や駐車場、河原などでやる地区もあるみたいですが。
三九郎の組み立ても完成したようで…。
コンサートは11時から。
子供達と、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん…。
まさに、ファミリーコンサートです。
写真:太田昌伸
セットリストも、みんなで歌える歌や、ジブリ特集など、歌ったり、身体を動かしたりできる曲を中心にオリジナルも。
素敵なパンフレットに歌詞カードも入れてくださいました。
最初は子供達も、大人達も、とてもお行儀が良過ぎて(⁈)、なかなか声も出てこなかったのですが、コンサートが進んで行くうちに、どんどんほぐれて、歌ったり、踊ったりしてくれました。
最後はみんなで「♪太陽は空にある〜(^O^)/」
コンサートの後、カレーをごちそうになりました。
この、子供会カレーの味も懐かしい(笑)
自家製の野沢菜が、めちゃめちゃ美味しかった!
控室で頂いていると、もう食べ終わって三九郎の始まりを待っている子供達が最初は遠慮がちに控室の戸の隙間から覗いて来て…。
控室の戸には、『控室 子供は入っちゃいけません』の貼り紙がしてあるのですが、「入っちゃいけないって書いてあるけど、見ちゃいけないって書いてないも〜ん♪(´ε` )」と言って顔を出して来て、最初は遠慮がちにだったのが、どんどん開いて次から次へとおしゃべりをしにきました(笑)
「もう帰っちゃうの?」
「三九郎も見て行けばいいじゃん!」
と誘ってくれるので、「だって、三九郎は夜でしょ?」ってきいたら、もう午後2時に点火するとのこと。
まあや達が子供の頃、うちの地区では夜にやってたけど、最近は昼間や、早朝にやるところもあるらしいです。
お言葉に甘えて…久しぶりに三九郎。
走って私を呼びに来る子供達に混じって、大きな子供が…(^_^;)
何だかすっかり姉妹のように…(笑)
この時期の田んぼは、雪や霜柱でぐちゃぐちゃのドロドロになります。
そして、どういう訳か、それまで晴天続きだったのが、三九郎近くなると、雪が降るんです(−_−;)
長靴がベストなんですが、まさかこういうことになるとは思ってなかったので…。
ズブズブと沈まぬように足元に注意して。
いよいよ点火!
火はあっと言う間に燃え広がり、轟々と音をたてて、ものすごい勢いの炎と煙!
松本のほうでは、雪柳の枝に米粉で作った、まゆ玉と呼ばれるお団子をつけて焼くのですが、最近は枝にマシュマロつけて焼いたりもするみたい。
三軒家の方達は、お餅をホイルに巻いて持って来て、網に挟んだり、熾火に網を乗せて焼いたりしてました。
色々工夫してあって楽しい。
子供達はなぜかみかんも焼いてました(笑)
一房くれたけど…焼かない方がおいしいと思うよ…(~_~;)
焼いたマシュマロをごちそうしてくれたR君。
コンサートの時、一番元気に歌ったり踊ったりしてくれてました。
ありがとう〜。
仲良し姉妹のAちゃん、Sちゃんからは、お餅をごちそうになりました。
ものすごく弾力があって、ふっかふかのお餅!
お家で杵でついたお餅だそうで、これまた自家製のお味噌をつけて頂いたのですが、めっちゃ美味しかった!
日本酒〜♪
火に向かって、顔はすごく熱いのですが、後ろは冷え冷え…。
そうそう、これが、これこそが三九郎。(^_^;)
火に背を向けて裏表温めます。
明るいうちに三九郎って、いいかもしれない。
足元もちゃんと見えるし、お餅も焼いたり食べたりするのにやりやすい。
夜ほど冷え込まないし。
きっと、片付けもその日にできるしね。
「やっぱり夜にやるべき!」という古くからの方達の意見と、役員の方達との意見の違いなどは、どこでもあるみたいで、松本にもある数々の伝統行事もそうだけど、絶やさず続けて行くには、時代と共に状況に応じて変えて行く部分も必要かもしれません。
お仕事持ってるお母さんも増えたし。
コンサートをして、楽しんで頂く側の私達がすっかり楽しませて頂いて…σ(^_^;)
また来てね〜(^^)/~~~
また来るよ〜( ^_^)/~~~
と、お別れ。
育成会会長のNさん始め、三軒家区の保護者の皆様、遊んでくれた子供達、本当にありがとうございました。
あ、これはコンサートの後、アルパに群がる子供達…(笑)
そして、記念撮影するのに、並ぶまでが大騒ぎ。
「押すなよ〜o(`ω´ )o」
「もっと前に出て〜!」
「はやくはやく!」
なんか学校の先生になった気分(笑)
はいチーズ(^_^)v
頂いたきれいなアレンジメントフラワーは好きなお花ばかり!
春の香りがしました。
そして、帰り道。
筋金入りの道草親子は、穂高の温泉であったまって帰りました。
次の日の地方紙に、コンサートの様子が掲載されました。
ありがとうございます。
(※子供達の写真掲載の許可は頂いてます。)