いよいよ京都!『和音堂』

7月19日(土)京都 『和音堂』

京都は母の生まれ故郷でもあり、子供の頃、夏休みの間はずっと親戚の家に一人で新幹線に乗って行っていたし、結婚するまでは、家族で毎年お盆にお墓参りも兼ねて京都旅行をしていたので、京都に入って背の低い山並みが見えてくると、なんともなつかしく、うれしく、ときめいてきます。
大好きな町、京都。

京都でライヴができるきっかけは、知り合いのミュージシャンを通じてということなんですが…。話せば長くなるこの話…σ(^_^;)

でもこの話をしないと、この京都ライヴへの経過や思いが伝えられません。
長いけど、どうかお付き合いください。

いよいよ京都!『和音堂』
いよいよ京都!『和音堂』

この日の会場『和音堂』で、毎月開催されている『Do!Do!Night』(通称:ドドナイ)というイベントがあって、毎回、『お題』なるものが発表され、それにまつわる曲なり何なりパフォーマンスをするのですが、時間制限があり、10分間。
お題がクリアされると、2分プラスされます。
パフォーマンスの始まりとともに、キッチンタイマーがセットされ、10分(もしくは12分)たってタイマーのベルが鳴り響くと、演奏の途中だろうが、MCの途中だろうが、そこで即!ストップ!という無情のルール…。

その10分に真剣に命をかけて(⁈)、バトルが繰り広げられるのですが、このドドナイを中心になってやっているのが、うっちいとKeiさん。
このお二人は、『アリーズ』というアリスのコピーバンドをやっています。
その他にも、違う相方さんともバンドやユニットを組んでるんですが。

このドドナイ、京都でかしこう遊んだはったのを、長野に引っ張って来ちゃったのが、長野のTeaさんとりっちいのご夫妻。
いよいよ京都!『和音堂』
大好きな二人!
詳しく書くとまたまた長くなるので、省略させて頂きますが、このお二人もそれぞれ素晴らしいミュージシャン!
そして、りっちいが動けば、声をかければ、ホントにたくさんの仲間が動く。
でも、これって、りっちいがいつも仲間を思って、自ら行動しているからだって思います。
いつもそこに感動する。

アルパを弾く(⁈)Teaさん
いよいよ京都!『和音堂』

はい。真剣に!
いよいよ京都!『和音堂』

『たった10分の為に、関西や関東から長野に来ちゃった頭の悪い人達(笑)と、一緒に遊ぶ頭の悪い人達(笑)』のイベント『ドドナガ』は5年ほど前から夏の長野の風物詩となりました。(ホント⁈)

ここでは『頭の悪い』は褒め言葉と受け止めます。(それ自体頭が悪い!(爆))
そして、昨年は長野組が京都へ、更に今年は9月に東京へと会場を移し、頭の悪い人達は行動範囲を拡げて行きます…。

長野と京都と東京のミュージシャンでその日限りのバンドを組んだり、その場で抽選で決めたメンバーでのシャッフルセッション、曲もその場で決めるというような、ハラハラドキドキの企画もあったり。
頭の悪い人達は結構高度な遊びができます。

有志の参加で『We are the world』を仕込んだり、平均年齢4◯歳のAKBもどきも歌もダンスも衣装も演奏も、本気!半端ないのです。
実は私も、上記のふたつに参加しております。f^_^;)

このドドナガには、私のもうひとつのユニット、the APPLAUZで参加していて、the APPLAUZは『あまり知られていない谷村新司のソロの曲』をやるユニットとして、Keiさん、うっちいのアリーズと毎回火花を散らしておりました。

2年前に亡くなった、パーカッションのSenor.SALbayashiことSALさんも、このドドナガでは引っ張りだこの人気者で大活躍。
ほとんどの音楽仲間は、SALさんが癌に侵されていることを、亡くなるまで知りませんでした。
それほど、SALさんは、当たり前のように、いつも通り勢力的に音楽活動を続けていました。
でも、知っていた私達は、他では見せない苦しんでいるところも見ていました。

SALさんが、「一度京都のドドナイに殴り込みに行かなきゃなぁ(笑)」とずっと言っていたので、一昨年の6月、京都の月例ドドナイに、思い切って、いきなりthe APPLAUZ、パーカッションSALさんで押しかけました。SALさんの奥様も一緒に。
そこで、なんと私達は、お題もクリアし、時間制限内にぴったり演奏を終える『ピタリ賞』をとったのです!

そして、それから2ヶ月後の8月25日にSALさんは亡くなったのですが、奇しくもその日は、松本でドドナガ開催の日でした。

その日、ドドナガに参加していないSALさんのことを、みんなが「どうしたの?」と心配して聞いてきました。
SALさんの意思で、「ちょっと体調崩して入院してる」というくらいにみんなに伝えていました。
でも、私達は、前日にも会ってきたSALさんが、良い状態では無い事はわかっていたので、もしかして、いつ悲しい知らせがきてもおかしくないという覚悟をしていました。

そして、その心配のとおり、ドドナガの開催中に、SALさんの訃報が入りました。
長野のミュージシャンだけにこっそり知らせ、他のみんなには、最後まで知らせずに、全てが終わってからみんなの前で、the APPLAUZの相方謙ちゃんと、私とで、話しました。
みんなは、ちょっとした病気で欠席だと思っていたのに、驚きと悲しみで、言葉も無く、涙を流し、すすり泣く声が会場に響きました。

「でも、きっとSALさん、身軽になって、この会場に飛んできてずっと一緒にドドナガ参加してたよね!」
って、最後、みんなでSALさんに、黙祷では無く、拍手を贈ったんです。

ましゅまろままの『花鳥風月』は、亡くなったSALさんのことを思って作った曲です。

2年前のそんなSALさんとの思い出もあり、河原町の高瀬川ほとりに揺れる柳を見ては、その下に佇んでいたSALさんを思い出し、抹茶ソフトを食べたお茶屋さんや、和音堂に向かう道で、色々思い出される風景が飛び込んできて、ライヴ会場に入ったら、どうなってしまうのかという不安を、実は私以上にまあやが感じていたようです。

ところが、ここに、なんと!長野からりっちいと、Teaさんが来てくれたんです!
もう、二人の顔見たら、涙腺決壊!どど〜ん!。・°°・(>_<)・°°・。

そして、ドドナイでお馴染みの顔ぶれがお客様として、どんどん集まってきてくれました。

今回の和音堂ライヴ、最初、ブッキングはアリーズのKeiさんにお願いしたのですが、ご本人が次の日、ライヴで朝6時に出なければいけないということで、同じドドナイ仲間のRATさんと、キンGさんに繋げてくれました。
次の日早いのに、Keiさんも、来てくれました。
うっちいは、お客様なのに、まるで従業員のような働きぶり(笑)


いよいよ京都!『和音堂』
サブタイトル “ドドナイなんかぶっとばせ‼︎”
誰かが冗談で言ったのが、ホントに書いてあった (笑)

この日の対バンは、ボーカル&ベースのキンGさんと、ギターのかんちゃん、ボーカル&ピアニカetcのはるちゃん、ドラムがRATさんのバンド『T.A.B.』
いよいよ京都!『和音堂』

懐かしの歌謡曲や、ニューミュージックのコピーですが、演奏とかすっごい上手いから、チャゲアスの『ひとり咲き』とか、イントロで、きゃあ〜!って感じ。
ピンクレディーの『ウオンテッド』で、ついつい身体が動いてしまう(笑)
いよいよ京都!『和音堂』

打ち合わせも無いのに、なぜか客席で息ピッタリ(笑)
いよいよ京都!『和音堂』


カホン、ドラムのRATさんとボーカル&ギターの、のりちゃん、サポートギター左
京さんと、サポートベースのトラさんのバンド『ノラ』
いよいよ京都!『和音堂』

いよいよ京都!『和音堂』

お色気野良猫ののりちゃんと、ネズミのRATさんという設定で、ストーリー仕立てで、のりちゃんのオリジナルを中心に進んで行くのですが、はるちゃんの気の抜けたナレーションへの客席からのツッコミがまた面白い(笑)
ふざけているようで、演奏はやっぱりバッチリなんです。

こちらのアンコールで、以前からRATさんと、ドドナガで一緒にやりたいねってずっと言っていた、サザンの『夕陽に別れを告げて』を、私もご一緒させて頂きました。
いよいよ京都!『和音堂』

いよいよ京都!『和音堂』



そして、私達『ましゅまろまま』
いよいよ京都!『和音堂』

特に面白いネタも仕込んでないし、前のふたつのバンドの大盛り上がりの後に、大丈夫かしら…(・_・;

途中で一曲、はるちゃんと『恋のバカンス』
いよいよ京都!『和音堂』

はるちゃんは、“京都のまみちゃん”、私は“長野のはるちゃん”らしいですσ(^_^;)

みんなのツッコミや、盛り上げのお陰で、ましゅまろままのステージも楽しく進んで行き、心配だった『花鳥風月」も泣かずに歌うことができたのに…。
最後の曲、『降っても晴れても』で、なんか…繋げてきてくれたたくさんの人達のお陰で、たくさんの仲間が出来てこうやって、京都でましゅまろままで歌えてるんだって思ったら、感謝と感激で、声が詰まってしまいました。
本当にうれしかったです。
りっちいが、この日の『降っても晴れても』を、YouTubeにあげてくれました。
ありがとうございます。

https://www.facebook.com/photo.php?v=679851645431178
ましゅまろまま『降っても晴れても』 7月19日 京都 和音堂

そのあと、アンコールが、まさかの3回!
2回目の時、マスターのハセさんから、「和音堂からのプレゼント」と言って、音響のヤスダさんを投入(笑)
ヤスダさんは、フルートを吹くのですが、知らない曲でも何でも出来るということで。
ホントに何の打ち合わせも無く、なんだかバッチリ決まっちゃいました。
ましゅまろままにフルートで入っていただいたのは初めてでした。
おもしろかったなぁ〜。

マスターにも、みんなにも「また来てね」って言ってもらえてうれしかったです。
絶対来ます!

帰り、近くの高瀬川のそばにある長浜ラーメン『みよし』で牛すじラーメン!
いよいよ京都!『和音堂』

ここは、前回連れてきてもらって、すごくおいしくて、絶対また食べたいと思ってたとこ。
やっぱり美味しかった〜!

そして、遅くまでやっているお風呂を検索して、伏見の『力の湯』に行って、広々お風呂に入り、ホテルに戻りました。
いよいよ京都!『和音堂』

いよいよ京都!『和音堂』


またまた本当にしあわせな一日でした。

和音堂のハセさんヤスダさん、キンGさん、RATさん、はるちゃん、のりちゃん、かんちゃん、左京さん、トラさん、Keiさん、うっちい、Teaさん、りっちい、お越し頂いたお客様、本当にありがとうございました!

いよいよ京都!『和音堂』



そして、SALさん 。
みんなが、「SALさん来てくれてるの感じた」って。

SALさん ありがとう!
いよいよ京都!『和音堂』








同じカテゴリー(まみのブログ)の記事画像
マイシャトー大忘年会
ロズベリーカフェ まみりんソロライヴ
GWライヴレポ第一弾!4月28日 安曇野松本編
彩音のこもりうた
ピストルさんのメッセージ
中井染の小道 & タマソニ
同じカテゴリー(まみのブログ)の記事
 マイシャトー大忘年会 (2023-12-31 20:46)
 ロズベリーカフェ まみりんソロライヴ (2018-06-29 04:38)
 GWライヴレポ第一弾!4月28日 安曇野松本編 (2017-05-12 00:36)
 彩音のこもりうた (2017-02-06 15:56)
 ピストルさんのメッセージ (2016-12-29 11:51)
 中井染の小道 & タマソニ (2016-03-17 17:52)

2014年07月30日 Posted byましゅまろまま at 12:26 │Comments(1)まみのブログ

この記事へのコメント
感動いっぱいの京都和音堂だったんですね〜!!私も思わずもらい泣き。
ましゅまろママのこれからも、ずーっと応援していますよ〜!!
Posted by Hiromi at 2014年07月30日 22:44
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。